足の痛みについて

足の痛みイメージ

足の痛みは、立つ・歩く・走るといった日常動作のたびに負担がかかるため、非常に起こりやすい症状です。足は身体を支える土台であり、足に生じた痛みは歩き方の変化や姿勢の崩れにつながり、膝や腰など他の部位にまで影響を及ぼすことがあります。

足の痛みは、捻挫などの外傷によるものから、使い過ぎや炎症、関節の変形、代謝性疾患が関係するものまで原因はさまざまです。軽い痛みだからと我慢して放置すると、慢性化したり、別の部位に負担が広がることもあるため、早めに原因を確認することが大切です。

このような症状はありませんか

  • 歩くと足や足首に痛みが出る
  • 朝起きて最初の一歩が特に痛い
  • 足首をひねってから痛みや腫れが続いている
  • 足の裏やかかとに痛みがある
  • 足の親指の付け根が腫れて痛む

考えられる主な原因・疾患

足の痛みの原因には、外傷による靱帯損傷や炎症、足底への負担の蓄積、関節の変形、体内の代謝異常などが関係しています。症状や経過によって原因が異なるため、診察や検査による正確な評価が重要となります。

足関節捻挫

足関節捻挫は、段差での踏み外しやスポーツ中の動作などで足首をひねることで起こります。靱帯が損傷することで、痛みや腫れ、内出血がみられます。軽症と思って放置すると、関節の不安定性が残り、捻挫を繰り返しやすくなることもあるため、適切な治療が必要です。レントゲンで骨折の有無を評価し、超音波エコーで靭帯の損傷を評価します。電気治療によるリハビリテーション、運動器リハビリテーションが有用です。

アキレス腱周囲炎

アキレス腱周囲炎は、アキレス腱やその周囲に炎症が起こる疾患です。歩行や運動時にかかとの上あたりに痛みを感じることが多く、運動量の増加や靴の影響が関係する場合もあります。無理を続けると症状が長引くため、早期の対応が重要です。超音波エコーで炎症の有無を評価します。電気治療によるリハビリテーション、運動器リハビリテーションが有用です。

足底腱膜炎

足底腱膜炎は、足の裏にある足底腱膜に炎症が起こることで発症します。朝起きて最初の一歩で強い痛みを感じるのが特徴です。長時間の立ち仕事や歩行、足に合わない靴などが原因となることがあります。

外反母趾

外反母趾は、足の親指が外側に曲がり、付け根の関節が突出する変形性疾患です。靴に当たることで痛みや炎症が起こり、歩行時の痛みにつながります。進行すると変形が強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。レントゲンで重症度分類をし、インソールなどの装具療法を検討します。

痛風発作

痛風発作は、血中の尿酸値が高くなることで関節内に尿酸結晶がたまり、急激な炎症と強い痛みを引き起こす疾患です。足の親指の付け根に発症することが多く、突然の激しい痛みと腫れが特徴です。早期の治療と生活習慣の見直しが重要となります。レントゲンで結晶の沈着の有無を確認し、採血で尿酸値を評価します。発作中に尿酸値を下げると症状が悪化するため、消炎鎮痛薬で痛みを抑えてから、高尿酸結晶の治療を開始します。

足の痛み|当院での診療・治療

薬物療法
炎症や痛みを抑え、日常生活での負担を軽減します。
運動器リハビリテーション
足関節や足底の柔軟性改善、筋力バランスの調整を行い、再発しにくい状態を目指します。
装具療法(オーダーメイド インソール)保険適応
専用の測定器に数秒立ち、足底圧を計測します。計測した足底圧をもとにアーチの崩れを確認し、オーダーメイドのインソールを作成します。
変形性膝関節症、扁平足、開帳足、足底腱膜炎、外反母趾、シーバー病、モートン病、シンスプリントなどの様々な足部疾患に有効です。

症状の経過を丁寧に確認しながら、患者様一人ひとりに適した治療をご提案します。